いらっしゃいませ。
万事屋いっくんへようこそ。店長のいっくんです。
本日のテーマは「本」です。
「アウトプット大全」に続き2回目のレビューになります。
今日ご紹介する本は
「えんとつ町のプペル」の作成を手掛けた
キングコング 西野亮廣の著書
「革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~ 」です。
![](https://ikkun-yorozuya.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0675_2.jpg)
僕がこの本を読んだ理由は
キングコングが好きだから
たったこれだけの理由で、この本を購入しました(笑)。
このような理由で買った本が
まさかこんなにも面白いなんて思いもしませんでした。
ちなみに僕は相方の梶原雄太(カジサック)も大好きで
毎日YouTubeで必ず動画を視聴します。
カジサックのおすすめ動画とかも紹介してみたいな(笑)。
すみません、話が脱線してしまいました。
先にこの本から得られるビジネス知識をピックアップします。
この3つの重要なことを僕はこの本から学びました。
僕の持論ですが、ビジネス本や教養本を読むときは
すべて頭に叩き込まなくていいと思っています。
自分が本当に大事だと思うところに3か所マーカーを引く
これだけで十分だと思います。
理由は、全ての情報を浅く頭に入れるより
3つの新しい情報を徹底的に吸収した方が自己成長につながると思うからです。
またまた脱線してしまいましたが、次こそ本題に入っていきたいと思います。
さらに、この記事はYouTubeで公開されている
「Win Win Wiin」での会話を抜粋し
それらを組み合わせた記事になっているので
本だけでなく「西野亮廣」という人間について詳しく知れる記事になっています。
![](https://ikkun-yorozuya.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0556_2-e1634687423728.jpg)
ごゆっくりご覧ください。
1. 考えていることがあっても行動に移せない
2. 現代のお金と広告の在り方について勉強したい
3. 今後の情報社会で重要な事は何か知りたい
1. 行動力や情報量の大切さ
2. 身近なものにヒントはたくさん存在している
3. 情報社会での生き抜き方
西野亮廣(キングコング)って何者?
![](https://ikkun-yorozuya.com/wp-content/uploads/2021/10/39101be4cb42a057a686edd253d43a20.jpg)
初めに、ざっくりとした西野さんの情報です。
1980年7月3日生まれ
1999年 梶原雄太とキングコング結成
2001年 「はねるのトびら」のレギュラーに選出
2006年 タモリからのアドバイスをきっかけに「絵本作家」を志す
2020年12月25日 「えんとつ町のプペル」全国上映
西野亮廣(にしの あきひろ)の伝説
ここからは、「Win Win Wiin」で紹介された西野さんについての情報を
抜粋して紹介していきたいと思います。
大げさに伝説と表記してみましたが詳細な情報は下記サイトで確認できます。
転換期 ~孤独な創作をする西野~
2009年 絵本「Dr.インクの星空キネマ」を出版
えんとつ街のプペルが有名になった今ですが
こんなにも前から
西野さんは絵を描いていたんですね。
このころから楽屋で一人で絵をかき続けていた西野さんを見た
周りの芸人さんたちは
「とうとう病み始めた」と思っていたそうです(笑)
しかし、芸能活動をしながら
2010年、2012年にも本を出版し続けていたのです。
そして、2012年ついにあの人気番組「はねるのトびら」が終了するのです 。
熱血期 ~仲間を集めて船出~
2013年 「クラウドファンディング」を開始
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はねるのトびらが終了した時、西野さんはすぐに次の手を打ちました。
それが「絵本への注力」です。
西野さんはクラウドファンディングで集めたお金に目を向けるのではなく
「孤独」から「仲間とともに作業」という形にシフトするため
「支援者数」を意識し始めたのです。
誰しもがお金を意識してしまいそうですが、西野さんは違ったのです。
また、支援者づくりを拡大するために
2015年には「おとぎ町商工会」という名のオンラインサロンを開設しました。
今は「西野亮廣エンタメ研究所」という名で運営を行っています。
革命期 ~すべてをひっくり返し伝説に~
2016年 絵本「えんとつ町のプペル」が完成
2020年 映画「えんとつ町のプペル」が全国上映
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「革命のファンファーレ」では、
「えんとつ町のプペル」の売り方について徹底解説されています。
そこから得られた知識を今から紹介していきたいと思います。
「革命のファンファーレ」から得られるビジネス知識3選
作り方から創る
「えんとつ町のプペル」の制作にはなんと40人のスタッフで製作したそうです。
ここがすでに常識外れの絵本の作り方ですよね。
絵本は基本一人で製作するイメージが強いと思います。
しかし、空を書く天才や人物を書く天才など
それぞれ得意なジャンルをもつ絵描きがいるわけですから
みんなで書いた方がよくない?
こう考えることもできますよね。
しかし、そう考えても中々できないのが絵本業界の現状なのです。
なぜできないのか?
それは「お金」の問題です。
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絵本業界は、5000部でヒットと言われるほど市場が小さいため
売り上げが見込めない
売り上げが見込めないから、スタッフさんにお金を払えない
この理由から「絵本は一人で作るものだ」という固定概念が形成されてしまったのです。
西野さんはこの、絵本の「作り方」を新しく創ったのです。
この絵本業界の問題点を解決したのが「クラウドファンディング」です。
すごく簡単に言うと
「映画の作り方を絵本業界に持ち込んだ」
ということだと思っていただければイメージしやすいです。
そして、極めつけが
クラウドファンディングでの販売終了後に
えんとつ町プペルを「ネットで全ページ無料公開」したのです。
西野さんはこう言っています。
「絵本はネタバレしてからがスタート」と。
ネタバレすることによって
普段から時間に追われ、自由に使うお金がないお母さん世代が
本屋で絵本選びの時間にとられずに、当たりの本を選ぶことができるのです。
絵本はネタバレをしてから初めて
「買う・買わない」のスタートラインに立てる
お土産を買う理由を考えろ
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ここで質問です。
「作品」と「生活必需品」、人がお金をかけるのはどちらだと思いますか?
ものであふれている時代ということもあり、
作品よりも「生活必需品」にお金をかける人が多いのではないでしょうか?
絵本はどうしても「作品」に分類されるため、あまり買われないのが現状です。
では、人が「作品」にお金をかける時っていつだと思いますか?
西野さん曰く、それは「お土産」だというのです。
皆さん思い出してください。
修学旅行で変な剣や変な杖を買った経験はないですか?
そして持って帰ってから一度も使わず
なんで買ってしまったのかと後悔してしまう時、ありますよね
ここに西野さんは目を付けました。
人はなぜお土産を買ってしまうのか?
それは
お土産は「楽しかった出来事を思い出すツール」であり、
その人の「生活必需品」として認識されるからと言っているのです。
そして西野さんは「えんとつ町のプペル」という作品を「お土産」にします。
具体的には
絵本の個展をたくさん開き、その出口で「お土産」として本を売る
このような「出口戦略」を採ったのです。
ちなみに僕が通う学校でも「プペルバス」による「個展」が開催されました!
人がお金をかけるものとかけないものを徹底的に分析した
この発想は非常に面白いですよね。
革命のファンファーレという本はこれらのやり方をPRすることで
「私はビジネスのことがわかっている」といった
ビジネス界隈での「仲間へのアピール」だったのです。
そして、その仲間たちと作り上げたビジネスが
「しるし書店」や「レターポット」だったのです。
西野さんは「革命のファンファーレ」を鳴らし、仲間集めに成功しました。
作品は「お土産」にすると売れやすい
これからは「貯金」ではなく「貯信」
西野さんは
「お金」とは信用を数値化したものだ
と言っています。
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例えば、ブログで月100万円稼いだ人が本を出版する時
「この本はブログで月100万稼いだ人のブログノウハウの本です」
という「信用証明書」がもらえますよね。
この「信用証明書」を西野さんは「お金」と言っています。
お金そのものの形は時代とともに
縄文時代の貝殻から始まり現在ではクレジットカードなどに
変化してきました。
このように、形や素材の価値はコロコロ変わるが
信用証明書(お金)を介して交換されているものは
今も昔も変わらない。「信用」なのです。
そして、信用をお金化するための装置
それこそが「クラウドファンディング」なのです。
「えんとつ町のプペル」を作るために必要な資金調達や、資金調達を成功させるためには
「信用」を勝ち取ることが大前提だったのです。
以上の話を踏まえると、お金を信用に両替することはできないが
「信用をお金に両替することはできる」ということがわかりますね。
そうです。ここからは「信用持ち」が時代を獲るのです。
また、仕事においても
個人の信用そのものが売り物となる職業が世に出てくるかもしれない。
プラットフォーム「しるし書店」はまさに
「信用を売る古本屋 」なのです。
「店主が読んで、店主が”しるし”を入れた世界に一冊だけの本」を取り扱う古本屋さんの、プラットフォームのこと
簡単に言うと、あの有名人が読んだ本や自分の好きな人が読んだ本を見ることができる場所のことです!
革命のファンファーレを読んだ感想(まとめ)
この本を読むまで
僕は、現在の自分の置かれている状況を
学校のせいにしたり、研究室の先生のせいにしたり
お金がたまらない理由を国のせいにしてました。
「自分の思い通りにいかない理由は他人のせいだ」
「いつか誰かが僕の悩みを解消してくれるだろう」
そう思っている節がどこかにありました。
つまり僕は、書籍中の西野さんの言葉で表現すると
「行動しないアホ人間」でした。
この本を読み終わって
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情報社会となった世の中で、まるで動きが読めないこの時代を
どう乗り越えるか?
それは「決定権を持つ」ことだということに気づきました。
周りの人が何と言おうと自分の人生を人に委ねてはいけない。
それだと「アホ人間」のままだということにも気づきました。
成功者は必ず決定権を持っている。
僕も常識を覆すような考えを生み出したいと感じたのと共に
「行動力」 「情報量」
といった、それに屈しないだけの裏付けを持ちたいと思いました。
「革命のファンファーレ」
私たちにも、それを鳴らせる時が来るはずです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
またのご来店をお待ちしております。